スタッフブログ

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院長より

2019.03.23

長きにわたりありがとうございました

当院で非常勤医師として勤めていただいた青木医師が

今年度末を以って退職されることになりました。

 

青木医師は京都大学大学院医学研究科・疫学分野に所属されており、

総合診療・家庭医医療領域の第一線の研究者でもあります。

 

 

 

本日は、研究者という立場から「総合診療・家庭医医療の研究」というテーマで

最終講義をしていただきました。

医師向けの講演でしたが、青木医師の講義ということで多数看護師も参加しました。

ご自身のやって来られた研究成果やこの領域における最前線を教授いただきましたが、

気付けば医局メンバー全員集合していました。

本当に素晴らしい講義でした。

 


 


 

これまで、長きにわたりご支援いただきましたことを、改めて感謝申し上げると同時に、

今後のご活躍を祈念いたします。

 

医局担当

2019.03.15

諏訪中央病院を訪ねて…私もいつか…

数年来の私の夢の一つ。

あたたかな病院づくりを実践して来られ尊敬してやまない

鎌田實先生がおられる諏訪中央病院見学に、当院の管理者複数名と行ってきました。

 

初日は奥先生に訪問診療、地域のサロンの様子、支援センターなどを見せていただき、

ボランティアの方や市の職員の方と交流しました。

 

 

 

奥先生の地域の多職種と病院を繋いで地域包括ケアを実践する姿は

機動力、突破力、コミュニケーション力、企画力、リーダーシップ力、

総じて家庭医力ともいうべき能力の高さに溢れ、同じ家庭医として自分の至らなさを思い知らされました。

 

 

 

 

昼の学習会では、地域ヘルスプロモーションをテーマに鎌田先生交えてディスカッションしました。

地域支援コーディネーターの方からの視点で

市や中央病院とともに作ってこられたまちづくりを概観していただき

大変参考になりました。

 

 

 

 

午後からの緩和ケア病棟回診では、鎌田先生の存在感、かける言葉の重みと

それらが生むエンパワ力に圧倒されました。

患者さんは鎌田先生と手を触れ、かけられる言葉でまるで魔法にかかったように生命力を吹き返しました。

「私もいつかこうなりたい」また大きな目標ができました。

 


 

この二日間いろいろな方とお話しし、受けた恩に報いるためにも

当院をもっともっといい病院にしたいという思いが一層強くなりました。

 

今回、私の希望に沿って企画をコーディネートしてくださった奥先生はじめ、

総診の先生方には前日の懇親会から文字通り温かいおもてなしで

迎えていただき感謝の気持ちでいっぱいです。

また、2日間留守を守ってくれた本院のスタッフにも感謝します。

 

 

院長 玉木千里

(玉木医師の許可を得てFacebookより転載しています)

2019.02.01

住みなれたこの場所で幸せに暮らせるまちづくりを

当院の協同組織「綾部健康友の会」運営委員さんたちとの新年会。

まちづくりのアイデアについて意見交換できて大変有意義な会でした。

 

友の会を拠点としたアクションリサーチを進める一方で、

行政ともタッグを組んで、市の全体の視点からの地域の健康指標の見える化と

その底上げを図るという双方からのアプローチが、

現時点では最も効率的で有効な方法ではないかと考えています。

 


 

友の会のみなさん。

誰もが生涯に渡ってこの地域で幸福で安心して暮らせるように…。

そんなまちづくりをご一緒に進めていきましょう!

これからもご支援とご協力をどうぞよろしくお願いします!

 

院長 玉木千里

(玉木医師の許可を得てFacebookより転載しています)

2018.12.01

個人の命と人権をアドボケートする役割を確認しながら…

昨日は京都北部の関連事業所が一堂に会して、2年に1回開催される

北部地域学術運動交流集会でした。

 

 

 

これまでは、2ブースに分かれて口演を聞く形式でしたが、

合間の時間にもより多くの演題に触れられるという意見を採用して、

今回からポスター形式で3ブースに分かれて発表する形式が採択されました。

今回のエントリーは特別報告2演題を含めて20演題。

忙しい中、準備をされたみなさま、お疲れ様でした。

 

 

特別報告の1つめは、訪問看護ステーションが資源が少ない地域のニーズに応じて

精神疾患や小児難病の看護に取り組む奮闘と、その裏腹の関係にある潜在的な課題

についての報告でした。

もう1つは難病を抱えた寝たきり女性の「在宅で過ごしたい」という希望を支えた

在宅スタッフの感動的な報告でした。

「俳句によって私は走ったり、空も飛べる」の言葉が心に残りました。

 


 ポスター発表については、病院からは、医局や病棟・外来のほかに栄養課やNST、

リハビリ課からの発表がありました。

内容はアドバンス・ケア・プランニング(ACP)から学術研究まで多様なテーマ

での発表でした。

 

 


 事業所からは、症例検討会の取り組みやいくつかのHPH絡みの報告がありました。

そして個別の事例を深め考察で一般化するという感動的な発表も数本ありました。

 


 

最後の優秀ポスター発表選考では、第3位が4演題もひしめき合うという、

予想外の結果に驚きました。

3位までに6演題も入ったというのは、いずれの発表も甲乙つけがたい質の高いもの

であったという証左と言えると思います。

 


 運営側の準備は大変だったと思いますが、日頃大変な業務と医療情勢のなか、

私達はどんな医療を実現するために、医療従事者としての専門性をどこでどんなふうに

発揮しているのか、またこれからどんな医療を提供していくべきなのか、を再確認する

確かな場になったのではないかと思います。

 

そして、これらの活動を通して、民医連医療の2つの柱

・第一の柱:貧困と格差、超高齢社会に立ち向かう無差別平等の医療・介護の実践

・第二の柱:安全、倫理、共同のいとなみを軸とした総合的な医療・介護の質の向上

 (https://www.min-iren.gr.jp/?p=29774)が着実に実践されているという確信を得る

ことができました。

 

この確信をさらなる飛躍へのエネルギーに変え、効率化や生産性に流されやすいこの時代に、

個人の命と人権をアドボケートする役割を確認しつつ頑張っていくことを約束したい、

そんな一日になりました。

 

 

院長 玉木千里(玉木医師の許可を得てFacebookより転載しています)

2018.10.10

医療学マインドの裾野を広げて

10月6日~7日にかけて、これに参加してきました。

 


 

大きな衝撃を受けた昨年に続いて二回目の参加となった今年は心構えもできていたので、

事例のプレゼン後のディスカッションにも、比較的余裕をもって参加することができました。

 

それでも重いライフヒストリーを背景に語られる物語には不覚にも涙してしまい

心あるスタッフの温かい対応で変化していく患者の姿に感動を覚え、何度も心揺すぶられる感覚を味わいました。

 

そして「どんなに大変な患者さんも変化していく」という事例をみて勇気もでました。

本当に、この学会を創設してくれた方々に感謝します。

 


 

今回は念願の当院スタッフとも一緒に参加することができました。

これを機に当院でも医療学マインドの裾野を広げて、患者に共感できるスタッフの育成に励んでいきたいです!

 

院長 玉木千里

(玉木医師の許可を得てFacebookより転載しています)

2018.08.29

認知症ラジオリレートーク 収録終了

認知症ラジオリレートーク

「認知症のことで病院でよくある質問とお伝えしたいこと」収録終了。

 

 

 

朝の外来をあわただしく終え、ラジオ局へ直行。

簡単な打ち合わせをしてそのまま収録へ。

用意していたあらすじのメモ書きを、そのままうまく利用して

トークするパーソナリティーは「さすがプロ」と感心しつつ…。

 

途中から時間が押してきて巻きが入ってくると、微妙にタイミングが合わなくなる。

「ちょっと追加・訂正しようか」というのも抑えて何とか終了。

 

最後に認知症にまつわる曲を選んでかけることができるとのことで、

リクエストしたのは「一本の鉛筆」。

 

「認知症の人と家族の会」の生みの親、早川一光医師が講演中によく歌っていたもので、

元は「広島平和音楽祭」で美空ひばりが歌った曲。

原子原爆投下にまつわる平和を願う曲と言いそびれたのを、パーソナリティーがきちんと解説してくれた。

 

「一本の鉛筆があれば 私はあなたへの愛を書く

 一本の鉛筆があれば 戦争はいやだと私は書く」

https://www.youtube.com/watch?v=2iennv9YhlA

 

 

 

綾部市限定、FMいかる(76.3MHZ)で9月6日11時放送。

 

私は夏休み中。

聞ける人は限られていると思うが、

感想を聞かせてもらって、後でゆっくり反省しよう。

 

医局長 門 祐輔

(門医師の許可を得てFacebookより転載しています)

2018.08.28

夏の高校生1日医師体験!!

当院では、医学部を目指す高校生のみなさんを対象に、

実際に医療現場を知って頂く「1日医師体験」を行っています。

 

今年の夏の体験は、1日2名ずつ合計12名の高校生に応募頂きました。

 

 

参加されたみなさんからは、

「患者さんの病気だけを診るのではなく、

患者さんの過去や生活環境など全て含めて、診察する姿がとても印象に残りました」

「医療現場ではチームワークが重要な役割を果たしていることがわかりました」

「更に勉強をしなければとモチベーションがあがりました」

など率直な感想が寄せられています。

 


 

体験最終日には「あやべ市民新聞社」の取材もあり、記事にして頂きました。

 

 

 

 

 

次回の体験会は春休み。

医学部を目指されている高校生のみなさん。

ぜひご参加下さい。

 

申込みは以下のページで。
http://www.kyoto-min-iren.org/students/index.html

※写真は了解を得た上で掲載しています。

 

医局担当

2018.04.03

あやバスのバス停 敷地内へ

わが綾部(あやべ)市内を縦横に走るあやバス。

今日は、これまで交通量の多い府道にあったバス停が、病院玄関前に設置された初日。

 

 

 

高齢化率が4割近くになった綾部市では、高齢者の運転免許証の返上が目立つ。

田舎なので自らあるいは家人の車で来院する人が多いが、

調査すると意外にあやバス利用者がいることが分かり、

この数年来「バス停を病院前に」と綾部市へ要求してきた。

しかし出入り口が1カ所ではバスをバックさせないと出られず、

事故の心配があることがネックだった。

 

 2年ぶりのダイヤ改正で市から声がかかったのを機に、

本院が工事費を負担し新たに出口を作り構内の補強をして実現した。

これで雨や雪の日も病院内でバスが待てるし、

交通量の多い府道を横切って来院しなくてもすむ。

1時間に1本とはいえ、綾部市内では最も本数の多い路線の一つ。

患者・家族の利便性・安全性が高まり、

あやバスの収益増にもなるので、是非多くの人に利用してもらいたい。

 

 

 

仲介していただいた市の担当者は昨日付で定年と言っておられたが、

私もこれが院長としての最後の仕事となった。

 

本日付けで院長交代し、今後は玉木医師の若くて柔軟な指導力に期待しつつ、

私も一医師として、引き続きこの地域の医療のために頑張りたい。

 

 

医局 門 祐輔(門医師の許可を得てFacebookより転載しています)

2018.01.23

認知症予防・・・「社会的交流」に注目

認知症疾患医療センター主催の「地域で支える認知症公開講座」。

「認知症 みんながなりうる病気 早いうちから相談しよう」のお題をいただいた。

 


 


 

 

およそ3分の1は予防できると言われる認知症予防について、内外の研究を紹介した。

日本では運動、禁煙などが大切とされ、それを否定するつもりはないが…

 

 

 

私が最も注目しているのは「社会的交流」。

これについては、15,000人を超える日本人を対象にした研究が注目される。

 


 

「社会的交流のある人(老人会、ボランティア、趣味の会など)は認知症になりにくい。

特にリーダーはさらになりにくく約20%予防できる」

 

 

たとえ予防できなくても、社会的交流があれば「認知症になっても安心して暮らせる社会」ができる。

そんな交流が盛んなまちづくりを進めたいものだ。

 

 

院長 門 祐輔

(門医師の許可を得てFacebookより転載しています)

2017.11.27

高次脳機能障害者が地域で生きる

綾部市保健福祉センターでの

「脳外傷・高次脳機能障害リハビリテーション講習会」

115人の参加で大盛況。

 


 

私も「高次脳機能障害とは?」という講演で前座を務めたが、

大学院生の我が子が、交通事故で高次脳機能障害・身体障害となった

小児科医 納谷医師の講演が圧巻だった。

 

堺脳損傷協会を立ち上げ、当事者・家族の交流、行政への働きかけ、

我が子を入所させるグループホームまで、他法人に運営させるパワフルさに圧倒された。

http://www.nayaclinic.com/bias/

 


 

中丹高次脳機能障害者と家族の会「さくら」のグループ訓練で、

当事者が変わっていく様子や、私が以前勤めていた京都市内の病院に

リハビリ目的で入院していた、当時高校生(遷延性意識障害、胃瘻、四肢麻痺)が、

数年間の作業所生活や病院の外来リハビリで、

しっかりと自分の言葉で現状報告し、

「これからの目標は歩行と自立した生活」と述べた時には、

ちょっとウルッとした。

本人と親の許可を得て、記念写真とFacebookへアップ。

 


 

メッセージにも書いたが、高次脳機能障害の改善は年単位。

患者・家族同士の交流は極めて有効。

あらためて医療の現場でやるべきことをやり、

福祉関係者や行政との連携を深めようと決意した。

 

 

 

同時に、特に医療保険のリハビリについては、

制度変更の度に期間などの制限が厳しくなっており、

今後さらに規制される可能性がある。

 

必要なリハビリが制限されるようなことがあってはならない。

こちらもきっちり行政へ働きかけていこう。

 

院長 門 祐輔

 

(門医師の許可を得てFacebookより転載しています)

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