2023年9月23日に京都民医連看護・介護学会主催の看護研究発表が開催されました。
3階病棟からは「認知症マフ」というアイテムを使って身体拘束を減らす効果についての発表をしました。
身体拘束はその人の尊厳や自律性にも影響を及ぼすとされています。しかし医療現場では安全を第一に治療を受けられるようにとやむを得ず行動抑制をする現状があります。そのような現実に疑問を持ち研究を進めてきました。
看護研究を進めるなかで、研究委員をはじめとする病棟スタッフのなかでも身体拘束についての意識に変化をもたらすきっかけになりました。
発表では実際に使用した「認知症マフ」も飾り、触れられるように工夫をした結果他院所からの問い合わせもあったり、院内でも使用頻度が増えています。
このように看護研究は、日々の疑問を考え見直すことで最善を尽くせる可能性を見つけていきます。
これからも、研究を通して新たな発見や日々行っている看護をよりよいものに出来るよう頑張っていきます。