わが綾部(あやべ)市内を縦横に走るあやバス。
今日は、これまで交通量の多い府道にあったバス停が、病院玄関前に設置された初日。
高齢化率が4割近くになった綾部市では、高齢者の運転免許証の返上が目立つ。
田舎なので自らあるいは家人の車で来院する人が多いが、
調査すると意外にあやバス利用者がいることが分かり、
この数年来「バス停を病院前に」と綾部市へ要求してきた。
しかし出入り口が1カ所ではバスをバックさせないと出られず、
事故の心配があることがネックだった。
2年ぶりのダイヤ改正で市から声がかかったのを機に、
本院が工事費を負担し新たに出口を作り構内の補強をして実現した。
これで雨や雪の日も病院内でバスが待てるし、
交通量の多い府道を横切って来院しなくてもすむ。
1時間に1本とはいえ、綾部市内では最も本数の多い路線の一つ。
患者・家族の利便性・安全性が高まり、
あやバスの収益増にもなるので、是非多くの人に利用してもらいたい。
仲介していただいた市の担当者は昨日付で定年と言っておられたが、
私もこれが院長としての最後の仕事となった。
本日付けで院長交代し、今後は玉木医師の若くて柔軟な指導力に期待しつつ、
私も一医師として、引き続きこの地域の医療のために頑張りたい。
医局 門 祐輔(門医師の許可を得てFacebookより転載しています)