「どうなる、私たちの暮らし」という学習会に参加してきました。
主催は「社会保障をすすめる綾部市民連絡会」。
この地域の医療・福祉の充実を、みんなで作り上げていこうと先日立ち上げされた会です。
講師は、京都社会保障推進協議会 事務局次長の園部建史氏で、安倍政権による社会保障改悪の実情と、
全府下で取り組まれている「いのちを守る署名」の意義と到達についてお話しいただきました。
地域の方々はもちろん、現場の職員の方も多数参加されていて、医療・介護のこれからと
今私たちに何が出来るのか、みなさんの思いを深めることができました。
講演後のフロアー発言では、社会福祉士として日々の業務に関わる中で、
感じていることを事例も踏まえて発言させて頂きました。
「リハビリをして少しでも元の生活に戻りたい」
「リハビリを頑張って自宅でまた家族と暮らしたい」
と入院された患者さんが、この間の医療制度改悪で、希望していた在宅生活が送れずに
ご家族との生活バランスが崩れたり、やむなく在宅生活を諦められるということもあります。
私たち現場のスタッフも、患者さんやご家族の想いを聴いて、少しでも元の生活や
次のステージへ移れるよう支援をしていますが、限られた資源や制度の中では限界も感じています。
今回この学習会に参加して、改めて「社会保障制度は誰のためのものなのか?」
「私たちの暮らしを守るために何が必要なのか?」を考える良い機会となりました。
「いのちを守る署名」
みなさんもぜひご協力下さい。
一人ひとりの疑問や暮らしの声が社会を動かすと信じています。
よりそい支援連携室(Y)
「いのちの署名」とは…
医療負担増ストップを中止するよう国に求めること
高すぎる国保料を引き下げること
介護保険料と利用料に負担軽減制度の拡充
老人医療助成制度(マル老)を、1割負担に戻し74歳まで拡充すること
などを、京都府に求める署名で、民医連の各事業所で取り組んでいます。
署名用紙はこのピンク色が目印です。