10月20日~21日に福島県福島市で開催された
「全日本民医連・神経リハビリテーション研究会」に参加しました。
この催しは毎年、全国の県連持ち回りで開催されています。
全国から医師やセラピスト、看護師などの多職種が参加し、
病院での取り組みを学会発表の形式で報告するものです。
その他企画として、
東日本大震災から6年間が経過した福島の現状報告や、大学教授による講演がありました。
当院からは、門院長とリハビリテーション課から3名の職員が参加しました。
門医師の報告は、
「改正道路交通法の施行に当たり、抗認知症薬を中止した4症例の検討」。
リハビリ職員は、
「電気刺激を用いた嚥下訓練」「病棟でのリハビリテーションの取り組み」など、
日頃当院で取り組んでいる内容について報告しました。
実行委員会企画の「震災後放射線問題の中で受傷・発症された患者さんとの関わり」と
題した報告は、原発事故によって生じた問題についてのリアルな報告であり、
「二度とこのような事故は繰り返してほしくない」と訴える地元患者さんや職員の声は、
涙なしには聴くことができない内容でした。
どれも原発さえなければ起こらなかった問題であり、
これからの日本の安全保障・エネルギー政策が大きく問われていると感じました。
奇しくも参加翌日の10月22日は衆議院選挙の投開票日で、
原発ゼロや安保関連法案を廃案もしくは
ゼロベースで考える政策を掲げた野党が躍進!
今後の明るい日本の未来を見た気がしました。
リハビリテーション課 作業療法士